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第162回『まちむら興し塾』 2019年1月16日 |
テーマ
イギリスヨーク 3ヶ月留学 Step Up 滞在記
コメンテーター
東洋大学 国際観光学科3年 朝山 光葉 さん |
テーマ
国会議事等見学レポート
コメンテーター
東洋大学 国際観光学科4年 清水 りぼん さん
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『まちむら興し塾』当日風景・参加者写真 |
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ヨークミンスター聖堂を背景に留学生のお友だちと
左から2人目が朝山さん |
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国会議員発言の臨場感を体験 |
● はじめに |
今月は、特別に、コメンテーターが二人での勉強会となりました。
朝山さんは イギリスのヨークで9月から12月までの3ヶ月間
の留学生活を楽しみながら過ごした体験報告と、
清水さんは小中学生が遠足コースの国会議事見学に加え、特別な
はからいで普段見られない場所などの見学会の報告です。 |
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■ イギリス ヨーク 留学 Step Uo 滞在記 |
協定校語学留学 ヨークセントジョン大学 報告書 |
東洋大学 国際地域学部 国際観光学科 3年
朝山光葉 |
期間 2018年9月~12月 |
1.なぜ参加したのか? |
大学に入学してから積極的に英語の授業や講座を受けるようにして
きましたが、さらに語学力を向上させたいと思ったから。
また、私が所属しているゼミでは美術館や博物館に関して取り組ん
でいるため、歴史的な街並があるヨークであれば、歴史や文化を活か
した観光産業の新たなヒントもみつけられるのではないかと考えたた
めです。 |
2.ヨークとは |
イングランド北部のノース・ヨークシャー州にある、歴史的な街並が
残る小さな町で英国有数の観光地。ロンドンからは特急列車で2時間、
バスで5~6時間のところに位置しています。
ヨークはかつて、バイキングにより支配され、ヨービックと呼ばれて
いた地域でした。
ヨークには市民センターを囲んで、城壁で有名な、北ヨーロッパ最大
のゴシック様式大聖堂「ヨークミンスター」があって、街のシンボル
となっています。
他にも、バイキングやネスレのキットカットの工場やチョコレー
トのお店がたくさんあって、チョコレートの街として有名です。
歴史とスイーツ好きの人にはたまらない場所になっています。
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また、シャンブルズ通りは4世紀の伝統的な木造の建物やお店が並ん
でいて、この街並みはハリーポッターの第一作目に登場するダイアゴ
ン横丁のモデルになったと言われています。
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● ヨークの主な観光名所 |
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ヨーク城壁 周囲は1週約2時間の散歩コーースになっています。
写真 : トリップアドバイザーより |
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ヨークミンスター聖堂 |
アート美術館 |
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チョコレートストリート |
バイキング センター |
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英国鉄道博物館 |
バーレイホール
14 世紀に建てられた町屋敷 |
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● 留学先 |
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イギリス
・ヨーク ヨークセントジョン大学
(York St John University) |
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〈大学の校舎〉 |
大学はヨークの中心部から徒歩10分のところにあって、生徒の90%
以上が英国出身者で、留学生は10%程度です。
歴史的な建物と近代的な建物の校舎とが調和して、いんすと映えする
風情豊かな佇まいとなっています。
校内にはカフェテリアやスターバックスがあり、手軽に飲んだり、食べ
たりできるようになっています。
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● 授業内容 |
午前に2コマ、午後に1コマの計3コマの授業が月曜日から金曜日まであった。
午前の授業では、主に教科書を利用し、Reading、Writing、Listening文法について学んだ。
その座学の授業に加えて、プレゼンテーションのポイントを学んだり
ディスカッションなども組み込まれていました。
また、午後の授業では、ロールプレイングやTESOLの学生との授業を通し、Speakingを主に練習した。
クラスは、レベルや学びたいことを基に三つのクラスに分けられ、どのクラスもほぼ、岡山大学や神戸松蔭大学などの日本人の学生のみで授業を受けていました。
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※ TESOLとは、
Teaching English to Speakers of Other Languagesの略
英語が母国語ではない人々向けの英語教授法に関する資格のこと。
要するに英語を教えるための資格のひとつ。
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~1日の流れ~
1限: 9:00~10:30
2限:11:00~12:30
(昼休み)
3限:14:00~15:30
(放課後)
*金曜日は2限まで
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授業風景 |
嬉し い修了証、先生と |
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● 滞在先 |
今回は、2つのホームステイ先の滞在となりました。
最初の滞在先では急遽、バスルームをリフォームすることが決まったた
め、2ヶ所目の家では最後の2週間のみの滞在となりました。
1か所目のホストファミリーは、生まれも育ちもヨークである60代のご
夫婦でした。
近くに息子さんの家族が住んでいるので、お孫さんや息子さんが遊びに
来ることはよくありましたが、日常はお2人でのんびりと生活を楽しんで
いらっしゃいました。
そのため、お2人で過ごす生活スタイルを日常とされていて、良い意味
で私の行動をには干渉しない主義をされている様子でしたので、自分の部
屋で過ごす時間が多くなりました。
しかし一面には、時々、私が毎日、家に帰ってきた際に、
「今日は何していたの?」「どこへいっていたの?」とさりげなく優しい
気遣いで尋ねてくれました。
この時ばかりと、積極的にコミュニケーションが図れるように、言葉を
交わし、次第に仲良くなることが出来ました。
食事に関しては、朝食は自分で用意し、夕食はホストファミリーの食べ
始める時間が早かったので、用意してくれたものを1人で食べることが多
くなりました。
通常の夕食はピザやパスタ、ラザニアなどの冷凍食品や出来合いのお惣
菜がワンプレートで用意されていることが多かったです。
特別、日曜日には、蒸したジャガイモ、ブロッコリー、ニンジン、グリ
ンピース、マッシュポテトなどの野菜と、ローストされたターキーにグレ
イビーソースをかけた、「サンデーロースト」という伝統的な料理をほぼ
毎週用意して頂き、楽しもな夕食でした。
また、時々、日本人の私のためにとお米を夕食として準備してるなど、
温かな心遣いは、大変嬉しく思いました。
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1ヶ所目のホームステイ先 |
自分の部屋 |
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伝統的な料理:ヨークシャプティング |
タイ米の夕食 |
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● 2か所目のホストファミリーは |
ロンドン生まれでヨーク育ちの、日本に滞在していたことがある50
歳のファザーとマザーと9歳の男の子の3人家族でした。
全員とてもフレンドリーな家族だったので、2週間という短い滞在で
したがとても楽しく過ごすことが出来ました。
この家では夕食後は一緒にTVを見たり、日本やヨークのことについ
てお話をしたりして、まさに家族の一員のように一緒に過ごす時間が多
く、すばらしい滞在生活となりました。
また、スペインに旅行に行く際や日本に帰るためにマンチェスターに移
動する日にも、サンドイッチや果物、お菓子などをたくさん持たせて頂
いたり、リビングでTVを見ている時には寒くないか聞いてくれたり、
とてもやさしく接していただきました。
どちらのホストファミリーもとてもいい人たちでしたので、ホームステ
イ先としては全く心配することはなく、ホームステイの生活を十二分に
満喫することが出来ましたことに感謝しています。
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2軒目のホームステイ先 |
自分の部屋 |
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2軒目のホームステイ先のご家族と一緒に |
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● 休日・放課後の過ごし方 |
学校の後は、友達とシティセンターに行き、カフェでお茶やショッピング、ヨークミンスターや博物館を訪れるなどしてヨークの街を楽しんでいました。ヨークには地元では有名なカフェをはじめ、たくさんのカフェがあったため、アフタヌーンティーやスコーンと紅茶をよく堪能していました。
休日は、ヨークはもちろん、ヨーク周辺に位置するリーズやダラムへの観光、ロンドン、スコットランドの首都であるエディンバラ、ヨーロッパの国に旅行して過ごしていた。12月には、2泊3日でスペインに一人旅に行き、サグラダファミリアなどのガウディがデザインした建築物を見て回った。
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● 今回の留学で挑戦したこと |
◎ 初めて会った人に物怖じしないように、一歩踏み出す努力
◎ これと思ったら行動する
◎ 自分が苦手する、ことを克服する。
コツコツと物事を進められず、間際にならないと行動できない
▼ ▼ ▼
〇 英語を苦手にしていたので話す機会をたくさん作ろうと努力した
例)ホストファミリーと毎日会話のきっかけとなるように、でき
るだけ質問するように心掛けました。
街のお店に行った時、店員さんにお勧めなどを聞くように挑戦。
〇 現地の友達を作り、英語について分からないことを質問する
〇 美術館や博物館に行き、説明文を読む
〇 英語力を試すためにスペインへの一人旅
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● 学んだこと・思ったこと |
今回の留学では、語学力が向上したことはもちろん、自分と見つめ合う時間を多く持て、短所や長所など自分のことについて知ることが出来たと思います。
また、ホストファミリーや友達と仲良くなれるよう努力するなかで、語学力よりも話をどう理解してもらえるか、どのような返事をしたらよいかなどを考えながら取るコミュニケーション力が大切であることを感じました。
ヨークやイギリスの様々な都市に観光に行くと、博物館が観光名所として挙げられていることが多く、その博物館では歴史や戦争に関する資料が多く展示されていることが分かっとともに、イギリス人の方々は自分たちの国や家庭の歴史をきちんと知っているなあ~と実感しました。
留学に行く以前は歴史に興味がありませんでしたが、もっと日本の歴史について知らなくてはならないと感じたと同時に、日本の観光をアピールするターゲットとして、もっと歴史や博物館に焦点を当ててもよいのではないかと思いました。
また旅行を通じて、外国人目線から様々な観光地を見ることができたことは、将来、観光業界でどの職業に就く上でも重要で貴重なな経験に
なったと実感しました。
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● 最後に |
今回の留学では、長期間海外に滞在することや海外で人脈を作ることが出来たこと、イギリスのファミリーの温かい心遣いにふれ、そしてイギリスならではの自然、文化にふれることが出来たなどなど、本当に貴重な体験ばかりであったと感じました。
この留学で得たものをこれからの就職活動や卒業論文、日々の生活
に活かしていきたいと思います。
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● 仲良しになったお友だち |
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街でのシヨッピング |
教室で |
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思い出がぃっぱいの嬉しい終了証書を手に、満面の笑顔で |
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国会議事堂体験記 |
東洋大学 国際観光学科 4年 清水 りぼん |
1.概要
見 学 日 2018年11月29日
見学時間 10:00~14:00
見学場所 ① 衆議院会館 ②委員会室 ③ 自民党委員室
④ 中央玄関・御休所・中央広間
⑤ 参議院議場 ⑥ 自民党会館 |
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国会議事堂周辺地図 |
2.見学内容 |
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国会内自民党委員室 |
御休所 |
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国会議事堂中央ホール |
中央玄関 |
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衆議院委員会室で開かれていた
委員会を傍聴
野田元総理、小泉進次郞氏らが出席。
議論の内容は、70年ぶりとなる
漁業法改正をめぐって |
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国会議員になりきって答弁体験 |
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議員食堂入口 |
見学会参加者が試食、評判抜群
カレーライス |
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詳細 国会議事堂見学 第152回『まちむら興し塾』 |
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まとめ |
朝山さんの3ヶ月間のイギリスヨーク留学での滞在期間中には、自分の
弱さを克服する決意と向かい合いながら、英語力アップはもちろんのこと、
イギリスヨーク地区の自然、伝統文化にふれ、歴史の重みを感じる街並みを
散策しながら、食事をしたり、お茶を楽しんだり、そして、素晴らしいファ
ミリーと出会い、温かな心遣いのおもてなしにふれて、人とのふれあいの大
切さを身をもって体験できたことは、これからの人生でもかけがいのないも
のになったことと思います。
折角できた絆です。一期一会
一時だけの思いでに浸るのではなく、今後の人生の宝として、これから
もファミリーとの交流を続けてゆくことを願っています。
また、ささやかな体験ながら、英会話は、どんどん会話をしないと、次第
にダメになります。
これからはますますインバウンドのお客様が増えますので、積極的に英語
力を磨き続けることに努力することを期待しています。
▼ 残念に思うこと
折角の海外での語学留学なのに、期間中、多くの日本人の留学生との交流
が多く、日本語での会話の合間に英語を学んでいたように感じられます。
これでは、日本で英会話教室に通うのとほぼ同じことでは・・・!
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今回の国会議事堂見学は、小学校の遠足以来という参加者もいましたが、
特別な計らいで、普段コースに入っていない場所の見学も含めて、NPO法
人ふれあいまちむら興し塾会員ならではの、特別な貴重で、楽しい体験会に
なりした。
議員会館の食堂で、ランチで食べたカレーライスは一押しとか!!!
これからは、また、希望者を募って開催する予定です。
次回の参加をお待ちしています。
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『まちむら興し塾』&二次会 |
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後列左から 朝山さん、丸田君、清水さん
前列、長坂、上松さん、樋口さん |
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コメンテーター朝山さんが留学生活アラカルト |
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留学の話 朝山さん |
国会議事等見学会の話し 清水さん |
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完全復帰 樋口さん |
国家議事堂見学のコーディネィター、
上松さん |
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2年 丸田君 |
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二次会 |
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左から、朝山さん、丸田君、清水さん
右 長坂、樋口さん、わざわざ二次会だけもと参加してくれた宮林さん、 |
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長坂、樋口さん、宮林さん |
朝山さん、丸田君、清水さん |
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